極悪爬虫類系YouTuberと自称している男が、爬虫類・両生類を特集したビデオで動物保護団体から告発を受けている(現在動画はチャンネルごと削除)。このYouTuberは、爬虫類の飼育動画のチャンネルを運営していたが、その内容が問題視されている。具体的には、彼が自身のペットであるヘビにウサギやハムスターなどの生物を与えているシーンが収録された動画が物議を醸した。
生き餌の是非について巻き起こる賛否両論
生き餌を面白おかしく撮影するのは論外だが、この問題は、爬虫類の飼育者だけでなく、ペットの飼育を考える全ての人にとって重要な問題だ。筆者も昔、アロワナを買っていたが、練り餌よりも生き餌を与えた方がアロワナのコンディションがよく、餌用の小さいカエルの生き餌を与えていた。
動物保護法に照らす行為の適法性
この動画を受け、動物愛護団体はYouTuberに対して動物保護法違反で刑事告訴を提出した。その理由は、このYouTuberが動物虐待を助長し、動物の苦痛を無視した行為が、動物保護法に違反すると主張したからだ。
生き餌を飼育動物に与える行為の倫理性
この問題を巡っては、動物への生獲物の与え方が倫理的かどうかについての議論がある。自然界では確かに生獲物を捕食することは一般的だが、人間の飼育環境下でそれを許容するかは疑問が呈されている。この問題は、生物の生存戦略と人間の道徳観の間で揺れ動く複雑な議論を生んでいる。
ペットとしての生獲物の権利
一方で、生き餌として用いられるウサギやハムスターなどもまたペットとして扱われる存在だ。彼らの命が捕食のためだけに使われることは、動物保護の観点から問題視されている。特に、生獲物を食べる様子を見せることが視聴者にエンターテイメントとして提供される場合、動物の生命が軽視されているとの批判が強まる。
動物保護法と現行のペット飼育習慣
動物保護法が存在する一方で、生獲物を捕食させる行為は一部の飼育環境では一般的であり、法的にはどこまでが許容されるのか、曖昧な点も多い。法律の範囲や解釈は地域や文化により大きく変わるため、法的な解決も容易ではない。
現代社会でのペット飼育の在り方を問う
この問題は、人間がペットをどのように飼育すべきか、自然の摂理と人間社会のルールをどのように両立させるべきかという大きな問いを投げかけている。飼育者の視点、視聴者の視点、そして動物自体の視点から考えることで、より良い共生の形を模索するべきだろう。
ペット飼育の教育的観点
YouTubeやSNSを通じて多くの人々がペット飼育を学び、参考にしている。そのため、YouTuberといった影響力のある人々は、動物への配慮を含む飼育の在り方を示す役割が求められます。視聴者に誤ったメッセージを送らないためにも、動物愛護の視点を持つことが必要だ。
ペット飼育の今後
飼育法の今後 ペットの飼育についての法律やルールは、これまでも何度も改訂され、時代とともに進化してきた。今回の問題をきっかけに、生獲物の使用についての法的規制やガイドラインが見直される可能性もある。また、個々の飼育者が日々の飼育において動物の生命を尊重する姿勢を持つことで、社会全体の動物に対する認識が少しずつ変わっていくだろう。以上の議論を踏まえて、自然の摂理と人間の倫理が交錯する問題として、レプチリアの飼育とその餌に生獲物を用いる行為は、視聴者一人一人が自身の倫理観を問い直すきっかけとなるかもしれません。ペットとしての動物を飼うことは、その動物の生命を尊重し、適切にケアするという重大な責任を伴います。私たち一人一人がその責任を理解し、適切な行動を取ることで、より良い人間と動物との共生が可能となるだろう。
生き餌系YouTuber7選
生きるということは残酷だ。爬虫類や猛禽類を飼育する上で、生き餌との関係は切っても切り離せないもの。ここでは生き餌を与えているYouTuberを7人紹介していく。命の大切さを学ぶという意味で見てほしいが、こういった動画が苦手な人はブラウザバックをしてもらいたい。各チャンネルに対するコメントはあえて差し控えさせていただく。
REPTARU れぷたる ch
黒陸奥圓明流ジャンガリアンX Mk-II
ピラニちゃんねる
GORI
aro78アクアch
まとめ
自然の摂理と人間の倫理が交錯する問題として、生き物の飼育とその餌に生き餌を用いる行為は、視聴者一人一人が自身の倫理観を問い直すきっかけとなるかもしれない。ペットとしての動物を飼うことは、その動物の生命を尊重し、適切にケアするという重大な責任を伴う。私たち一人一人がその責任を理解し、適切な行動を取ることで、より良い人間と動物との共生が可能となるだろう。
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