5月6日(土)に開催された『RIZIN.42』(東京・有明アリーナ)で伝説のムエタイブアカーオと対戦した安保瑠輝也が試合後、6月3日に今大会を主催した格闘技団体RIZINの代表である榊原CEOと安保瑠輝也のYouTubeチャンネルの動画内で対談をおこなった。対談する中で安保瑠輝也は自身の今後について、榊原CEOと語り合った。
「MMAは床でゴロゴロして面白くない」発言を撤回したことについて・・・
動画の冒頭安保瑠輝也から、この試合前「男同士ゴロゴロゴロゴロ寝っ転がって、見てて面白いかな?」とMMA批判ともとれる発言をしたが、今回の試合後のインタビューでは「試合前にすることでは無かったなと。俺の発言が間違っていました。(今後は)意味のないケンカはしないと思います」と反省の弁とともに、発言を撤回した。この発言撤回ついて、発言をした安保瑠輝也と、MMA団体の代表でもあり、ある意味安保瑠輝也からケンカを売られた側の榊原CEO双方から激しいやり取りが交わされた。
「今も考えは変わらない。ただ・・・」
安保瑠輝也は自身が発言した「MMAは床でゴロゴロして面白くない」について、「それは本当に思ってることは事実なんですよ」「ただ、僕自身の考えとしては強い発言をする奴は結果を出してなんぼだと思ってて」「そこにそぐわなかったから多分ああいう発言になっちゃったんですよ」と、当初、MMAについて、批判的とも捉えられる発言をブアカーオとの試合後に撤回した理由について述べた。この安保瑠輝也のコメントに対し、MMAを代表する団体を主催する側である榊原CEOは・・・。
「やっぱり瑠輝也の試合は面白かったしね」
「やっぱり瑠輝也の試合は面白かったしね」「覚悟も見えたし」「総合とは違うやっぱりキックのダイナミズムは見て感じたけどね」と榊原CEOは、MMAに対し、批判的ともとれるコメントを発していた安保瑠輝也に対し、前向きなコメントを返した。しかし、「それはまぁ、こんなとこで前言撤回してもしょうがないと思うよ」と、発言を撤回した安保瑠輝也に対し釘も刺した。安保瑠輝也は今後どうするのか・・・今回、試合前の「MMAは床でゴロゴロして面白くない」発言もあり注目を浴びたブアカーオ対安保瑠輝也一戦だったが、試合を終えた安保瑠輝也に対し榊原CEOは「今後何がしたいのかっていうことさ」と問うた。これに対し安保瑠輝也は・・・。
「強いだけでは価値がないと思っている」
先の「今後何がしたいのかっていうことさ」という榊原CEOからの問いかけに対し、安保瑠輝也は「強いだけでは価値がないと思っている」こう返した。ただ強いだけではなく、エンターテイメント性にも秀でていて、華があって、当然のごとく格闘家として結果を出せること。メディアにも露出し、注目を浴びる一個人でもある。そういったものを目指しているようだ。そう、あの朝倉未来のように。
「俺は立ち技の選手なんで」
今回、キックの選手としてMMA団体であるRIZINに参戦したが、「やっぱり立ち技格闘技って面白いぞっていうのを」と今後も立ち技格闘技の選手としての立ち位置を変えるつもりはないようだ。そして今回の結果については「あそこで勝っていればもっと盛り上がったと思う」と結果を出せなかったことへの悔しさをにじませながらも、今後については「そういった姿を見せて安保瑠輝也の存在感を上げていって、そこで何か新しい俺しかできないことをぶち上げたいなという風には思っている」と、前向きなコメントを発した。
まとめ
国内中軽量級の立ち技選手として注目を浴びた時期もあった安保瑠輝也だが、YouTubeで配信する動画の内容が朝倉未来のパクリと言われたこともあったり、また格闘技選手としても、国内外の競合相手になかなか結果を出すことができないこともあって、一時のような存在感を示せなくなっている。そういった苛立ちや自分を追い込む意味での「MMAは床でゴロゴロして面白くない」だったのかもしれない。今後はMMAではなく立技選手として活躍していくことになりそうだ。「結果をだしてなんぼ」と語った今後の安保瑠輝也に注目だ。
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