プロ野球選手は、常に試合に出られるわけではありません。
自身の成績低下の他に、若手の台頭・チーム事情など要因がいくつかあります。
千葉ロッテにも最近試合に出られていない選手が複数。
里崎さんは「トレードに出してあげたほうがいい」と話します。
果たしてその真意とは……。
YouTubeチャンネル「Satozaki Channel」をご紹介
まず最初に、YouTubeチャンネル「Satozaki Channel」をご紹介します。
【里崎智也】
設立年月日 | 2019 年3月18日 |
ジャンル | 野球 |
登録者数 | 64.3万人(2023年7月13日現在) |
再生回数 | 約3億7000万回(2023年7月13日現在) |
Satozaki Channelは、元千葉ロッテの里崎智也さんが球界の旬なネタを取り上げるチャンネルです。
12球団どの球団をひいきするでもなく同じ目線で見ているので、野球ファンなら誰でも楽しめる番組になっています。
プロ野球のトレードとは?
プロ野球のトレードとは、各球団合意のもと選手の獲得したり放出したりする制度です。
このトレードは何もシーズンオフにばかり行われるものではありません。
シーズン中であっても、突然トレードが発表されたりします。
一口にトレードといっても種類は大きくわけて2つあるので、1つずつ解説します。
①交換トレード
交換トレードとは、選手対選手のトレードを指します。
例えば千葉ロッテと広島カープの球団が自球団の穴を埋めるために選手を探していたとします。
「千葉ロッテのあの投手ほしいなあ」
「広島カープのあの足の速い選手いいねえ」
と、両球団の思惑が一致したときに交換トレードが成立します。
➁金銭トレード
金銭トレードは、選手対金銭のトレードです。
例えば千葉ロッテが「広島カープの選手のあの選手がほしい!」となったとします。
しかし広島カープには、千葉ロッテの中に欲しい選手がいません。
そうなると、千葉ロッテ側は「金銭をお支払いするので、おたくの選手をうちにくださらないでしょうか」と交渉します。
これが金銭トレードと呼ばれるものです。
トレードに出してあげたほうがいい?
千葉ロッテは侍ジャパンにも選ばれた佐々木朗希選手が所属するなど、選手層が厚いことで知られています。
そんな中で、年々出番が少なくなる選手も……。
里崎さんは「トレードに出してあげたほうがいい」と話します。
そこにはどんな想いが込められているのでしょうか。
トレードに出してあげたほうがいい選手~野手編~
トレードに出してあげたほうがいい選手、まずは野手編です。
実績はあるものの、最近出番が減っている選手の名前が上がりました。
①井上清哉選手
2023年の成績は7月中旬時点で、28試合出場、1本塁打・8打点にとどまっています。
井上選手は豪快なスイングが持ち味のスラッガーです。
せっかくの長距離バッタでーでも、試合に出られないと意味がないですよね。
もともとの井上選手のポジションであったファーストは、若手の池田来翔選手に出番を奪われることが多くなっています。
現在33歳の井上晴哉選手がレギュラーを奪いかえすことは、なかなか難しいでしょう。
それよりも、長距離バッターが不足しているチームにトレードさせてあげることが、本人のためかもしれません。
今一番長距離バッターが不足しているチームといえば、中日ドラゴンズではないでしょうか?
2023年7月中旬現在、チームの本塁打数が36本と長距離が出ず苦労している印象です。
トレードするときに選手の年齢が気になるものですが、中日ドラゴンズは昨年今年で37歳にある涌井秀章選手を獲得するなど、ベテラン勢も積極的にチームの一員として迎え入れています。
長距離砲として長年活躍してきた経験が、中日ドラゴンズの若手に良い影響を与えるかもしれません。
➁平沢大河選手
平沢大河選手はシャープなスイングが持ち味の、左打ちのバッターです。
1軍では出番が少ないものの、2軍では3割以上の成績を残しており昨年も首位打者に輝きました。
ライバルの藤原選手がケガで離脱をして出場の機会が回ってきたとき、本塁打を打ったりしましたが、良い状態が長く続きません。
里崎さんも「継続して活躍できないと、千葉ロッテの中で優先順位が下がってくる」と厳しく意見していました。
本人のためにも千葉ロッテの中でチャンスがないのであれば、トレードに出してあげたほうがいいというのが里崎さんの考えのようです。
年齢は25歳と、まだまだ若手の平沢選手。
若返りに課題のあるチームとトレードできれば、出場の機会にも恵まれそうです。
一番若手が不足しているチームといえば、巨人でしょう。
主力選手は、中田翔選手。丸佳浩選手など30代の選手が多くを占めています。
若い選手を積極的に起用している印象は、あまりありませんよね。
そこで実績のある平沢大河選手が加入すれば、起爆剤になる可能性は十分あります。
ぜひ、もう一花咲かせてほしいところです。
トレードに出してあげたほうがいい選手~投手編~
①佐々木千隼
2021年は54試合に登板し、千葉ロッテの勝利の方程式として活躍した佐々木千隼選手。
しかし2022年は23試合、今年はここまで1試合と登板機会がどんどん減少しています。
里崎さんは「いい選手を出さないと、他球団からいい選手が入ってこない」と話します。
実績十分な選手なのでトレードに出せば、千葉ロッテは新たな良い選手が獲得できるというまさにウィンウィンの関係に。
佐々木千隼選手は、先発もリリーフもできる選手です。
今、一番投手で苦労しているのはヤクルトでしょう。
今年は昨年がウソのように先発・リリーフが打ち込まれることが多く、チームが低迷しています。
佐々木千隼選手の実績と経験が加われば、ヤクルトにとって追い風になる可能性が。
今後の佐々木千隼選手の動向に注目です。
➁鈴木昭汰選手
投手の層が非常に厚い千葉ロッテの中で「使わないんだったらトレードに出してあげたほうがいい」というのが里崎さんの考えです。
ドラフト1位で入団しまだ3年目の鈴木昭汰は、トレードに出したらかなり良い選手が獲れるよと里崎さんは太鼓判を押します。
では千葉ロッテの穴を埋めるためには、どんな選手を獲ったらいいでしょうか?
千葉ロッテは、やや若手の長距離バッターが不足しています。
長距離を多く抱えているチームは、はやり巨人でしょう。
巨人には、高卒3年目の菊田拡和選手がいます。
菊田拡和選手は長距離砲として期待されながらも、1軍では出番に恵まれていません。
千葉ロッテであれば、出番が増える可能性は十分に考えられます。
まとめ
千葉ロッテは良い選手をたくさん抱えているだけに、出番に恵まれない選手がいるのも事実です。
プロ野球は試合に出てナンボの世界。
出場機会が増えるなら、チーム移籍したほうが選手のためになります。
また千葉ロッテとしても穴があるポジションの選手を獲得できるチャンス、といえるでしょう。
新天地でもう一花咲かせる選手を見たいですね。
サムネイル:【ロッテトレード候補】二軍で大活躍→一軍では結果出ない『もう環境を変えるしか方法がない』”大砲系”を獲得するためにロッテはどの選手を放出すべきか?より引用
コメント