倹者の流儀のくらまが実践した節約方法を紹介する動画を公開した。くらまは浪費家から倹約家に転身し20代で1000万円を貯めることに成功した。その秘訣は節約生活にある。しかしくらまの考える節約とは、ただお金をケチることではない。ストレスを減らし、自分にとって大切な時間を大事にすることを目指すものだ。今回はくらまが節約のためにやめたこと8選を見てみよう!
倹者の流儀くらまとは
節約情報を配信するYouTubeチャンネル『倹者の流儀』運営者。会社員として働きつつ、YouTuberとして活動している。独自の節約術を駆使して奨学金を1年で完済、さらに年間300万円以上の貯金にも成功。ファイナンシャルプランナー資格保有。現在の貯金額は20代にして2000万年にものぼる。
くらまが節約のために辞めたこと8選
それではくらまが節約のために辞めたこと8選を見ていこう!
1、無駄にファッションにこだわらない!
くらまは学生時代にファッションに強いこだわりを持っていた。同じ週に同じ服を着てはいけないとか、人と被ってはいけないといったことだ。そのためにファッションにお金をかけたり時間を浪費していた。筆者も大学時代はファッションにこだわりすぎてかなりのお金を浪費していた。今はドンキの1000円Tシャツがメインファッションだ。
就職で変わったくらまのファッション観。シンプルな服装でお金と時間を節約
くらまがファッションに対してこだわることをやめたきっかけは就職だ。プライベートの時間が少なくなり私服を買うことが少なくなった。社会人として自覚も出てきたせいか、目立つファッションからシンプルなファッションを好むように変わった。結果として着回しができるものや、品質のいいものを必要な分だけ買うようになっていた。その結果ファッションのためにかけていたお金や時間を節約することができるようになった。ファッションが好きな人は趣味でやるのは問題ない。しかしそうでない人はなるべくシンプルな服装を心がけるとお金の節約にもなるし、ストレスもたまらない。
2、年賀状を送らない!
年賀状は通信手段やSNSがなかった時代には有効であった。人間関係は学校や会社といった枠組みがあるから成り立っているものもある。そういうものは卒業や退職をきっかけに枠が外れると、次第に関係が薄れていく。年に一度の年賀状でそれを防ぐのは有効な手段であった。
しかし現在ではSNSが発達して学校や会社が変わっても連絡は簡単に取れる。したがって年賀状をやめても大切な人間関係が途切れることはない。
年賀状をやめた理由とそのメリット。くらまが気付いた無駄な習慣
くらまは就職してから年賀状を送ることをやめた。その原因は年賀状を書かない上司の影響を受けたことにある。その上司は「年賀状は無駄だから送らない」と断言していた。改めて周囲の人間に聞いてみると送ってない人がとても多いことに気が付いた。今まで惰性で行っていたが、別に送らなくても連絡を取りたいときに気軽に取れることに気が付いた。その結果年賀状を書くために使っていた時間とお金を節約することができるようになった。
3、無駄なグループラインやめる!
学生や新社会人は多くの人間関係ができる場でもある。その時によく作られるのがグループラインだ。同じクラスや会社の同期で作られる。そしてその中でも特に仲のいい人同士で、さらに細かいグループができる。また一緒に出かける人やある目的のために作られるグループラインも存在する。
そういうものを放置しておくと自分に関係のない内容で通知が来るし、時間や手間を取られる。必要のないものは目的を達成した時点で解散すると時間や手間を節約することがでる。
グループラインの整理で時間と手間を節約したくらまの体験談
くらまは学生時代に大量のグループラインに入っていた。当時はそれに入っていないと仲間内から省かれると思っていたからだ。ニートをやめて就職したタイミングで不要なグループラインは整理した。しかし何の問題もなかった。それどころか今までかかっていた時間や手間がなくなり快適になった。
4、無駄な友達作りをやめる!
無理やり作った友達関係を作っても、それを維持するためには時間もお金もかかる。これは自分の生活について考える事や、やりたいことも出来ず、お金も使ってしまう事につながる。結果的に節約とは真逆の生活になってしまう。
友達が多いことは絶対ではない。節約生活を始めたくらまが学んだこと
くらまも節約生活を始める前には友達をたくさん作ろうと必死になっていた。ラインの友達も100人以上いた。これはくらまが「友達を作らないとダメ」だとか「友達がいないとダサイ」と考えていたことが原因だ。そして一人で食事をしたり授業を受けたりすることが恥ずかしいとさえ考えていた。友達がたくさんいることが良いことだと信じ込んでいたのだ。予定がぎっしり詰まっている状況に心地よさすら感じていた。しかし学生時代が終わってみると、薄い人間関係との薄い思い出しか残っていなかった。
自分のために時間とお金をかける人たちの秘訣。節約生活を始めたくらまが気付いたこと
くらまがかつてそのような浪費生活を送っていた時に、すでにそれに気づいて友達作りをほどほどにしている人がいた。誰とでも仲良くなろうとするくらまに対してあえて距離を取ろうとする印象であった。そういう人を良く観察してみるとインターンに行ったり趣味に没頭していたり、一人の時間を充実させていた。節約生活が身についた現在のくらまが当時を振り返ると、そういう人たちの方が充実していたとさえ感じる。
5、 繁忙期の帰省をやめる
多くの人が実家に帰省するのはゴールデンウィーク、お盆、年末年始だ。この時期は当然人が混み、乗車券や宿泊費も高くなる。くらまは人混みが苦手なこともありそういった帰省ラッシュに強いストレスを感じていた。しかし節約生活を始めてからこの習慣を見直し繁忙期を外して帰省するようにした。その結果人が少なくてストレスもかからないし、帰省費も節約することが可能になった。
土日祝日に有給を使って連休を作るくらまの新しい節約術
繁忙期でないと休みが取りにくい現実がある。それに対してくらまは土日祝日に有給を使って連休を作っている。またくらまは自分自身が実家に帰る必要もないと考える。地方から東京に出てきた人であれば親に来てもらえばいいのだ。それにより自分が有給を使い休む必要もなくなる。また親からしてみれば子供に会うついでに旅行をすることができる。長期休暇であれば都内は人が少なくなるので観光も遊びもしやすくなる。
6、土日祝日休みをやめる!
土日祝日に外出すると利用するものすべてに土日祝日のプレミアム料金が乗っている。そして人も多い。平日なら人も少なく平日料金さえ設定されている店もある。外出をするなら平日休みにするのがお勧めだ。ここで友達と遊ぶなら平日は無理だという反論があるが、本当に必要な友人なら仕事終わりでも会える。
土日祝日休みはもう時代遅れ?くらまが実践する平日休みのつくりかた
くらまは元々、土日祝日が休みじゃないと嫌だと考えてた。しかし無理して作った友達もいなくなり、今は休日を一人で過ごすことが多くなった。仕事上では可能であれば積極的に休日出勤してなるべく平日に休むようにしている。
7、無理することをやめる!
体調を崩す人の多くは無理をした結果そうなり、休職することになる。精神的肉体的に一度壊れると100%元には戻ることはない。さらに負のループに陥る危険性もある。体調を崩し収入がなくなると、お金の不安を抱えストレスが増えるためにさらに体調が悪くなるというものだ。
人生100年のこの時代、一時的にきつい環境から逃げても問題はない。それどころか10年後には笑い話になっている可能性もある。だから体調を崩すぐらいの環境であればそこから逃げることが合理的だ。そして富を築くうえで何より重要なのは健康的に長く働き続けることである。お金や富を持っている人は体力やメンタルの強さが並外れていることが多い。安定して貯金を増やすためには長期的に安定した生活が必要だ。
無理をしないで仕事をすることで得られる節約効果。くらまが6割から7割の力で仕事に取り組む理由とその方法
くらまの労働時間は人から驚かれるほど多い。しかし体を壊しているわけではない。その理由は6割から7割の力で仕事に取り組むことにある。反対に精神的に病んでしまう人の特徴は次のような場合が多い。
- 真面目な人
- 完璧主義者
- 人に頼れない
自分で100%力を出そうとするのはフルマラソンを全力でダッシュで走るようなものだ。むしろ6割から7割ぐらいの力で余裕をもって仕事に取り組んだ方が仕事の質は上がる。
8、気乗りしない人付き合いをやめる!
多くの人は惰性で付き合っている人がいる。会社関係だけでなく家族や友人関係でもそういう人がいる。気が合わない人と惰性で関係を続けても長くは続かない。結果としてストレスはたまるし、時間もお金も浪費する。こういう付き合いは、仕事関係であれば当たり障りのない程度にとどめておく。ほかにも、ギャンブルを勧める、お金を借りに来る、勧誘しに来るといった人と付き合いをする必要はない。結婚式の数合わせで呼ばれる場合もある。これもむりに出席する必要はない。金を払ってでも祝福したいと思える時だけで十分だ。
気乗りしない人付き合いに時間とお金をかけなくなった理由。不要な誘いを断ることで得られる節約効果
くらまが学生のときには、学校という枠組みの中で切るに切れない人間関係を続けてしまっていた。しかし働くようになってからは、自分で人間関係を選び、不要な誘いを断ることができるようになった。誰しも誘いを断ると、関係が切れるとか、印象が悪くなるとか、デメリットを思い浮かべがちだ。しかし実際に相手は断られることについて何とも思っていないことが多い。だから現在は気乗りしない誘いはきっぱりと断ることにしている。
お金だけでないくらまの節約術!時間の浪費とストレスを減らして自分の幸せに。
以上くらまが節約のためにやめたこと8選を紹介した。これらのことをやめるだけで、お金の浪費とストレスを減らすことができる。くらまの考える節約とは、ただお金をケチることではない。ストレスを減らし、自分にとって大切な時間を大事にすることを目指すのがくらまの節約術だ。
取り返しのつかない節約!手遅れになる前に知っておきたいこと
くらまの節約はお金と時間を節約しストレスを減らすことを目指している。しかし、過ぎた節約は、人間関係や自分の人生に悪影響を及ぼすこともある。ここでは節約して後悔した人の事例から、節約の危険性を考えてみたい。
お返しをしないで節約するとどうなる?人間関係を壊してしまった事例
人にご馳走してもらったり、プレゼントをもらったりした時にお返しをしなかった。例えば、誕生日に友達からケーキをもらっても何もしなかったり、飲み会で奢ってもらっても次回は割り勘にしたりしたことがある。その結果相手に失礼だと思われてしまい、仲間外れにされたり疎遠になったりしたことがある。
節約のために友達との付き合いを断った結果!お金よりも大切なものを失った事例
人間関係をリセットしてしまった。節約のために友達との付き合いを断ってしまったり、SNSやメールの連絡をしなくなったことがある。現在お金の心配はなくなったけど、孤独感や虚しさを感じるようになった。
節約で趣味まで犠牲にするとどうなる?後悔しても取り返しが付かなくなった事例
節約のために自分の趣味を諦めてしまった。海外旅行に行きたかったけど、貯金の邪魔になるから我慢した。年を取ってからお金はあるけど、体力や気力がなくなってしまい、後悔するようになった。
くらまの節約術の本質!自分の人生で大事なものを見つける事が浪費をなくす
この記事では、倹者の流儀のくらまの節約術を紹介した。くらまの節約術は、固定観念や惰性で続けている無駄なものをやめてしまうというものである。しかし、何が無駄なことか見極めるのは難しい。くらまは若いときに無駄な人間関係や物事を体験した。だからこそ無駄なものを見極める能力が自然に養われたのかもしれない。一方で、何も経験がないうちから趣味や人間関係を無駄なものとしてしまうと、後から後悔することになるかもしれない。まだ20代後半であるくらまは、今のところ仕事も趣味も充実していると感じているようである。しかし今後人生の転機に、現在の節約を振り返って後悔するか否かは未知数である。実体験から節約情報を通じて人生観を発信するくらまの今後に注目したい。
コメント