中田敦彦、松本人志のお笑い界への影響力に疑問「審査員をしすぎている」
日本のテレビ業界から離れた後もYouTubeで活躍しているお笑い芸人・中田敦彦が、松本人志のお笑い界への影響力について語った。中田が松本の影響に異を唱えるのは今回が初めてではない。以前中田が同様の発言をしたときには謝罪騒動まで発展したという経緯がある。
中田敦彦の波乱万丈な人生!松本人志との確執、シンガポール移住の理由とは?
中田は、お笑いコンビ・オリエンタルラジオのボケ担当で、YouTuberとしても活動している。慶應義塾大学経済学部卒業後、M-1グランプリ準決勝進出で注目された。翌年リズムネタ「武勇伝」にて若くしてブレイクを果たす。その後はインテリ芸人として活躍し現在は教育系YouTuberとしても人気を集めている。中田は吉本興業所属時代からお笑い界を批判することがあった。その際、松本を引き合いに出すことがあり、同事務所の大先輩であることから松本に謝罪するよう、事務所から言われるという事態にまでなった。その後YouTubeでの収入が大きくなるとギャラの取り分の話で折り合いがつかず退所した。2021年からはシンガポールに移住している。
中田敦彦、松本人志の独占に疑問「全部松本色になってしまう」
中田は、自身のYouTubeチャンネルで、松本がM-1グランプリを始めとする、多くのお笑い番組の審査員をしすぎていると批判した。「松本色が濃すぎてちょっとお腹いっぱい」「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」この批判に対し、他の芸人やファンを巻き込んだ賛否両論が巻き起こった。
百田尚樹、中田の松本批判に反論「自分の笑いをモーツァルトレベルだと?」
この動画をみた百田が騒動に参戦。松本は百田が長年構成作家を務める番組に出演していた。盟友が批判された動画をたまたま見た百田は、中田のお笑いに対する姿勢に厳しく物申したのだ。
松本人志と盟友の百田尚樹、関西の名物番組「探偵!ナイトスクープ」で共に歩んだ道
百田は関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の構成作家を20年以上務めた。一般の視聴者から寄せられた疑問や依頼を、探偵に扮した芸人たちが解決する、という内容だ。1990年代の全盛期には視聴率30%を誇った。放送地域の関西では現在も続く、誰もが知っている朝日放送テレビの冠番組だ。番組内での「局長」は初代上岡龍太郎に始まり、西田敏行を経て、現在は松本が務める。
中田敦彦、自分の笑いに自信!批判には「中田の笑いは知性いるから」
「中田で笑ったことないからお前が何を言おうが響かない」中田は動画の中で自身に対する批判があったことを明かした。これに対し中田は動画の中でこう返した。「中田で笑うのって結構知性いるから」「中田を面白いと思わないなんてドストエフスキー読めないとか、モーツァルト分からないっていうのと一緒だから」因みに筆者はドストエフスキーも読むし、モーツァルトも聞くが中田敦彦で笑ったことはない。しかし、松本人志には子供の頃から何度も笑わせてもらってきた。
百田尚樹、中田敦彦の反論に「プロとして失格!」と反撃!
この中田の反論に百田がかみついた。「自分の笑いをドストエフスキー、モーツァルトレベルだと?これは笑えない!」百田自身、作家としてドストエフスキーを読みこんだ。その評価は「100年前は見事な文学だった」というものだ。百田曰く、文学というものも進化するというのだ。だから100年前には優れたものであっても現代の文学と比較してそれほど優れているものではない。それをさも高尚であるかのように扱うのは、インテリを気取る中学生みたいだと批判した。バラエティー番組の構成作家を務めた経験から、クリエーターとしての心構えに問題がある中田に「自分の笑いが受けなかったときに客のせいにするのはプロとして失格!」と断じた。
百田尚樹、中田敦彦のお笑い観に痛烈批判 芸能界から政治まで辛口コメントで人気
百田尚樹はバラエティ番組構成作家や小説家としての経験と知識をもとに、芸能界から政治にまで辛口の発言をすることで人気を集める。今回は中田のお笑いに対する考え方に思うところがあって動画を配信した。今後も芸能界や政界、社会問題についてどのような百田の持論が展開されるのか注目が集まる。
画像出典:「 恥ずかしライブ「中田敦彦『中田で笑うのって、結構知性がいるからね』…それって渾身のギャグか」 」サムネイルより。
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