退職したいけど言い出せない、引き留められるのが嫌だという人にとって、退職代行サービスは魅力的な選択肢かもしれない！しかし、本当に退職代行サービスを使うと、円満に退職できるのだろうか？リアルな人生の動画を配信する東京ウーバーズが退職代行サービスを使った新入社員の末路を演じた。今回は東京ウーバーズを通じて退職代行サービスについて解説していく！
東京ウーバーズとは
TikTokやYouTubeを中心に活動している芸人。たつみとつじという2人のコンビで構成されている。たつみは台本担当。つじは編集担当。人生のリアルを描く「末路シリーズ」のアラサーの悲哀は好評である。ただ、リアリティがありすぎて一部のからはうざいとの声が上がっている。
新卒ガチャを引き当てホワイト企業の営業マンとして就職したつじ
つじはこの春から新社会人として働き始めた新社会人だ。就職先は小さな営業会社。このたぐいの会社によくあるブラック企業かもしれないという不安もあったが、それとは裏腹に会社は優しい人ばかりで残業も殆どない職場であった。
悲報！つじの営業力はゼロだった！先輩の気遣いも虚しく精神的に追い詰められる
就職して分かったのだが、つじは全く営業に向いていなかった。同期が次々に一件目の契約を取ってくるなか、つじだけが一件の契約もとれていなかった。２年目に入ってもつじの状況は変わらなかった。後輩が入社一か月で契約を取ったことが、さらにつじを焦らせた。そんな状況でも先輩はつじを気遣ってくれていた。職場環境に問題はなかったが、つじは実績が一向に上がらないことに対し、精神的に追い詰められていった。
ついに退職を決意したつじ！しかしそれを言い出せず退職代行サービスを使うことに
追い詰められたつじは、ついに会社を退職することを決意した。退職をすることを決意したものの、つじはそれを先輩や上司に伝えることができなかった。そこでつじは、ネットで見かけた退職代行サービスを使うことにした。
退職代行サービスの利用方法とは？退職の意向を伝えにくい人の救世主！
退職代行サービスを使う人の理由の第１位が「会社に退職の意向を伝えにくいから」というものである。退職代行サービスはつじにとって絶好のものであった。退職代行サービスの利用はいたってシンプルだ。申し込みをして、支払いをして、退職届や社員証など必要な書類を会社に郵送するだけだ。
これらが終わった翌日の朝、「退職おめでとうございます」とのメールが届いた。
絶対禁止！退職失敗につながるやってはならないこととは？
しかしつじの場合はこれだけでは終わらなかった。代行業者が会社に退職の意向を伝え終わると、会社はすかさずつじに電話をかけた。ここでつじは代行業者から言われていたことを思い出す。会社からの電話には絶対出てはいけない。しかし、つじは自分を心配してくれる先輩からの電話に申し訳なさから出てしまう。電話に出ると先輩は本当につじの事を心配してくれていたようだ。
退職代行サービスの落とし穴！先輩からの電話に出てしまったつじは、退職失敗の末路を辿る！
つじはその後会社に行って事情を説明すると、いったん会社を休職することになった。しかし、つじにとっては時間が与えられ、また復職する選択肢が得られる事となった。退職が失敗したこともよかったかもしれないと思うつじであった。
つじが考える退職代行サービスのメリットとは？会社に退職を伝える事だけではない意外な役割！
つじは退職代行サービスについて次のように考える。ブラック企業のように自分の身に危険があるような場合は、当然に利用する選択肢として持っておいたほうがいい。しかし、実際に退職する事以外にも重要な役割を果たす。人間は同じ状況でも逃げ道があるのと、ないのではストレスの感じ方が違う。逃げ道があることによって想像以上に心の余裕が持てるのだから選択肢として持っておいた方が得だと考える。そして本当に追い詰められる前に逃げることが重要だと結んだ。
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、退職をする本人に代わって、必要な手続きを代行するサービスだ。本来なら退職希望者が会社にその意向を伝え、退職時に必要な手続きを行う必要がある。退職代行サービスではこれらすべてを任せることができる。
サービスを行うのは、弁護士や代行業者だ。退職代行サービスを利用する際の注意点！弁護士と代行業者ではできることが違う
弁護士や代行業者によってできる内容が異なる。弁護士に依頼する場合は法律に則って、正式な代理人となる。これにより退職に関する有給休暇の取得、賃金の支払いなどの詳細について交渉を行うことができる。一方、代行業者は弁護士で無いことが多い。その為、有給休暇や賃金に関して交渉することは非弁行為となるため実施することはできない。ただ依頼者の退職の意思や退職に関する希望を伝えることのみとなる。
退職代行サービスの利用理由は自分で言えないだけじゃない！労働環境や時間の節約にも効果的
動画でも触れたとおり、退職代行サービスを使う人の理由で最も多いのが『自分で』退職の意思を伝えることが難しいから、というものだ。しかし、退職代行サービスを利用する理由は他にも存在する。
・ブラック企業やパワハラ・セクハラなどの劣悪な労働環境で上司の顔も見たくない
・上司や同僚からの強引な引き止めが予想される
・退職の意向を伝えたとたん、あからさまな嫌がらせを受けそう
・退職に関する時間的ロスをなくしたい
こういった事情がある場合にも有効だ。
気になる費用！退職代行サービスはいくらかかるのか？
費用は業者によって異なるが、代行業者の場合は3万円～5万円程度。
弁護士の場合は10万円程度やはみておくとよいだろう。
退職代行サービスを使った人の口コミ
それでは実際に代行サービスを利用した人の口コミを見てみよう。
退職代行サービスを利用してよかった！
- 退職代行サービスを利用して、すぐに会社を辞められた。上司や同僚からの連絡もなく、ストレスフリーでやめられた。
- 退職代行サービスの担当者が親切で丁寧に対応してくれた。退職の手続きや書類のやりとりもスムーズに進んだ。
- 退職代行サービスの料金が安くて助かった。追加料金もなく、クレジットカードで支払えた。
- 退職代行サービスを利用した後、提携企業の転職サポートサービスを受けられた。転職先の紹介や面接対策など、有益な情報をもらえた。
退職代行サービスを利用して失敗した！中には悪質業者も！
- 退職代行サービスを利用したが、会社からの連絡が途絶えなかった。退職代行サービスの担当者も連絡が取れなくなり、最終的に自分で会社と話をつけることになった。
- 退職代行サービスの担当者が無愛想で不信感を抱いた。退職の理由や希望日などを詳しくヒアリングされず、適当に処理された感じがした。
- 退職代行サービスの料金が高すぎると感じた。他社よりも安いという触れ込みだったが、実際にはオプション料金や成功報酬などでかなりかかった。
- 退職代行サービスを利用した後、提携企業の転職サポートサービスを受けたが、全く役に立たなかった。転職先の紹介も適当で、面接対策も雑だった。
不幸な末路だけではない？東京ウーバーズが演じるリアルな人生とは
SNSやYouTubeで人気の悲報、末路動画。それらに出てくるのは真っ黒な悪役や救いのない不幸。勧善懲悪や悲劇的な末路が人気を博し、過激なストーリーが繰り広げられる。そんな中、なぜ東京ウーバーズの動画は人気なのか？
幸か不幸か？退職したかったつじが休職で救われた末路
今回のつじには厳しいノルマもなく、パワハラ上司もいなかった。単につじが営業に向いていなかったというだけだ。むしろそんなつじを温かく見守ってくれる先輩がいた。この会社がホワイト企業であることは間違いない。だからこの場合は安易に転職するより一旦休職して、精神の安定を取り戻したのちに復帰するか転職をするか、改めて結論を出すのがいいだろう。自分一人で退職という選択肢しかないと思い込んでいたところ、会社との話し合いで別の途が開けた。末路とは悲劇なものばかりではないのである。筆者も大学時代数々のバイトをバックれてきたが、退職代行サービスを使えばまた違った未来があったのかもしれない。
過激なストーリーに惑わされない。東京ウーバーズの末路動画が教えてくれるリアルな人生とは？
過激なストーリーでは、登場人物に感情移入することで自分自身の問題や不満から一時的に逃れる事が出来る。それと同時に感情が激しく昂り、現実で抱える悪い思い込みがいっそう強くなってしまう。その点、東京ウーバーズが演じる末路動画には過激な展開が少なく、なんだかんだで最後は救われる。見終わった後には温かい気持ちになり、自分の現実のいい所に目が向けられるようになるのではないだろうか。東京ウーバーズの描く人生のリアルは、悩める人に別の角度から問題を見直す機会を与えてくれるのだ。
コメント