2023年5月29日に、『中田敦彦のYouTube大学』で投稿されたある動画が、芸能界を揺るがす大きな波紋を呼んでいる。
それは、オリエンタルラジオの中田敦彦が先日に放送された「THE SECOND」含め、同番組のアンバサダーを務めた松本人志について述べた動画である。
『【松本人志氏への提言】審査員という権力』というタイトルの動画で、様々な芸人もこの動画に反応し、公開から24時間が経過した現在、大きな波紋となっており、その詳細について解説していく…
あっちゃん、松本批判から日本のお笑いの構造に苦言を呈す！
動画の内容は、ここまで多くのネットニュースに取り上げられている為、ここでは割愛する。
とはいえ簡単に説明すると…
今のお笑いの構造、そしてその構造を作ったと言っても過言ではない、日本の芸能界、お笑いの世界、そして松本人志への苦言にも感じる提言が行われている。
広く言ってしまえば、批判とも取れる内容だった。
お笑いの賞レースが蔓延し、その頂点に全て、松本人志がいることで、日本のお笑いが松本人志にハマる人、ハマらなければそこから溢れてしまう…
と注意喚起をしたあっちゃん。
むしろ、普通に見れば…あっちゃん目線でお笑いの賞レースに関して解説した。
普通に見れば…というよりも、あっちゃんは、YouTube視聴者に向けて自身の見解を述べているに過ぎない。
しかし、その世界にいる人…日本のお笑いの中で活躍する人たちにとっては…
この動画は、とても気持ちがいいものではなかった。
すでに、この動画を元にしたあっちゃんへの苦言を呈する者や、その他SNSでは大きな波紋となっており、一晩経った後には…
Yahoo!ニュースを筆頭に様々なメディアが取り上げ、今や炎上とも言えるほどに大きな反響を呼ぶ結果になっている。
この動画が不健全な理由
結果として、このあっちゃんの動画は、様々な議論となり、波紋を呼んでいる。
炎上気味に燃え上がっている時点で、この動画は不健全といえよう…
その不健全な理由としては…
もちろん、その原因はあっちゃんである。
はっきりといえば、外にいる人間が勝手にしゃしゃって来んなよ。
というのが、1番の意見である。
あっちゃんは、現在の主戦場はYouTubeであり、昔取った杵柄で、オファーがあればテレビに出演する。
しかし、今の日本の芸能界にいる芸人たちは、必要であり続けるため（TV出演のオファーを貰い続けるため）に常にこの世界で切磋琢磨し、頑張っているのだ。
道理が通らない、筋違いだろ感が今回の動画では少なからず感じてしまう点が、ここまで大きな波紋となっている。
中田敦彦のYouTube大学、CH登録者500万人超のモンスターチャンネル
蚊帳の外といって排除すればそれで簡単なのではあるが…
その影響力は絶大な、中田敦彦。
メインチャンネルとなるYouTubeのチャンネル登録者は、518万人（2023年5月30日時点）。
動画の再生回数などのアベレージ関係なく、500万人のチャンネル登録者がいれば、その影響力はプライムタイムくらいのTV番組ほどの影響力を持っているとされる。
そんな立場の人が、広い世界の全体の影響も顧みず、自身の意見を述べたことも、大きな反響となった原因かもしれない。
普段のYouTubeの撮影は常にひとり、そしてあっちゃんの拠点は基本海外である。
それが故、自身の発言の影響力がどれほどなのか…
麻痺してしまったのか…
否、彼ほどの能力があれば、その余波は想像できるだろう。
今後の中田の火消し能力に、注目だ。
宮迫の牛宮城事件の炎上の火消し能力では、絶賛された中田のあっちゃん。
果たして今回の二手目は、どう出るのか…
次の一手に注目である。
『【松本人志氏への提言】審査員という権力』への反響
中田のあっちゃんの動画には、様々な芸人も反応した。
しかしまず紹介するのは、オリエンタルラジオの相方である藤森慎吾だ。
藤森慎吾は、穏やかに暮らしたいから、変な波風を立てるのはやめてくれと、相方を提言。
深夜の予定を崩して、この動画を撮って投稿している。
藤森慎吾も普段、松本人志と絡みは少ないものの…
彼の主戦場は、テレビの業界である。
そんな影響を考え、自身の見解を相方に向けて発信するにとどめている。
しかしあっちゃんの動画の内容に関して、色々思う事があると含みを持たしつつ、ふわっと柔らかい表現で終わっている。
とばっちりをくらった粗品の相方が反応
あっちゃんお動画で、半ばとばっちりをくらい、呼び掛けがされた霜降り明星の粗品。
その相方のせいやが、Twitterであっちゃんの動画に苦言を呈している。
「外部がとやかく言うな、勝手に相方の名を出してんじゃねえ」とごもっとなツイートである。
この動画で名前を出す危険性をある中で、あえて出されてしまった粗品。
そんな相方思いのせいやは、この投稿で株を上げた。
その他の意見
SNSを中心にあっちゃんに対する様々な意見をまとめていく。
- 松本人志も中田敦彦も好きだが、この現状はマジで不健全だし、誰も批判できない「松本人志一色」のお笑い界の構造にメスを切り込んでいく中田敦彦の勇気と素晴らしい言語化に感動した。
- 中田敦彦さんが、松本人志さんを批判されていて、とても偉いと思う。そういうメタ認知がなかったら日本の「お笑い」は発展しない。
- 中田敦彦と松本人志の件、どっちが正しい正しく無いかは置いといて松本に噛みつく人間がいるって事だけでおもしれぇんだよなぁ。 みんなカリカリしすぎなんよ、今のクソつまらんTVよりバチバチやり合ってるの見るんがおもろいやろ。
- オリラジ中田の言いたいことは分からんでもないけど、松本人志に対する私怨が透けて見えたことと、勝手に粗品と爆笑問題を引き合いに出したこと、「俺はドストエフスキー」と括ったことが総じてキツかった
- 有吉さんとかロンブーとか松ちゃんの番組を経由せず売れて天下取った人も普通にいる。バナナマンもむしろとんねるずの影響受けてる人だし。 結局中田さん自身が1番松ちゃんから認められたかったんじゃないの。
- オリラジ中田の言いたいことは分からんでもないけど、松本人志に対する私怨が透けて見えたことと、勝手に粗品と爆笑問題を引き合いに出したこと、「俺はドストエフスキー」と括ったことが総じてキツかった
松本人志も反応
最後に、渦中の松本人志も、中田のあっちゃんの動画に反応した。
一視聴者としては、当然…映像で見たい。
しかし松本人志は「そんなの関係なく、2人で話そう、連絡待ってる」と、あっちゃんに呼びかけている。
果たして2人の間で話し合いは行われるのか…
あっちゃん含め、この問題の進展に関して、新たな展開が訪れるのか…
状況を見守っていきたい。
画像出典：「【松本人志氏への提言】審査員という権力」サムネイルより
コメント