ベストセラー作家百田尚樹が、国民の税金で運営される健康保険が外国人に食い物にされている実態を暴いたYouToubeライブ動画を公開した。中国に多数存在する業者が、日本で国民健康保険に入れるビザを取得させ、日本に渡航させている。そして年間数千万円もかかるような治療費の殆どを健康保険で賄って、治療後すぐに帰国しているというのだ。今回も百田節で社会の闇を告発した!
百田尚樹が誇る日本の医療制度!誰が支えているのか?
日本の医療制度は、世界でも有数の高度な医療技術と普遍的な医療保険制度によって、国民の健康を守っていると百田は自負する。しかし、その裏では膨大な医療費がかかっており、その負担は最終的には国民の負担によって賄われている。ここでは患者と国や国民がどれほどの負担をしているか説明する。
知らぬ間に高額負担!?医療費を支払っているのは誰か?
令和2年度の医療費は日本全体で約42兆円であった。これは窓口の支払いや、給与から天引きされる額も全部含めた額だ。内訳は次のとおりである。
- 保険料:5割
- 公費:4割
- 患者負担:1割
保険料はサラリーマンの給与から引かれ、さらに同じ額を会社が納める。会社が納めると言っても蓋を開けて見れば、会社の利益は従業員の労働によって生み出されているので、結局は労働者の負担によって賄われている。公費ついても同じで、国や自治体から予算がつくが、その財源は税金で賄われているため、最終的な負担者は納税者だ。言い換えると患者の負担が1割で残りはそれ以外の人が支払っていると言える。一人当たりに直せば病院に一度もかからない人も、年間34万円を負担している計算になる。大病でもしない限り大半の人は、払い損という事だ。これは大きな病気やけがをした人を、その他大勢が支えるという制度設計になっている為である。
患者も知らない3500万円の超高額治療!?
患者として病院に行くと窓口での支払いは年齢や所得によって異なる。現役世代であれば窓口負担は3割で、70歳以上であれば2割から1割負担の場合もある。しかしどんなに支払いが大きくなっても年間の支払いが14万円を超える事はない。これを超える額は高額療養制度によって賄われるからだ。年間14万円を超える保険治療とはどんなものだろうか想像がつかない人もいるだろう。例えば2014年に承認された新しいがん治療薬のオプジーボ。これを1年間がん治療に使用した場合、一時は3500万円もの医療費がかかっていた。しかしこの治療でも患者の支払いは最高で14万円だ。不足分はすべて他の人の税金や保険料で賄われた。
日本人の善意で支えられる医療保険制度。つかえない外国人も存在も
日本では居住者のほぼすべてが、何らかの保険に加入している。しかし居住者以外の人もいて、全員が加入できるわけではない。その一例が短期滞在の外国人である。これは観光や親族の訪問などで来日し90日以内に帰国する者をいう。考えてみれば当然で、今まで税金も保険料も納めてなかった人が何千万円もする治療を日本で受けて帰国した場合には、医療制度そのものが立ちいかなくなることが明白だからである。したがって日本の医療保険制度は、日本で生活する人同士で大きなけがや病気になった人を支える、という仕組みになっている。
百田尚樹が暴露!中国人の制度悪用を放置する日本政府!
百田は動画の中で、これまでに日本で税金も保険料も全く納めてない人が、来日していきなり高額な治療を受けられる抜け道があると指摘した。これはかなり以前より、中国の業者によって組織的に行われている。それに何の対応もしない政府に対して百田は怒りをぶつけた。
百田尚樹が問題視する健康保険ただ乗りの仕組み
百田が今回問題にしている健康保険ただ乗りとはどういう事だろうか?通常の観光ビザで日本に入国しても健康保険を利用することはできない。そこで中国で高額な治療費がかかる病気が見つかった患者は留学生ビザや経営者ビザをつかって来日するのだという。そうすると短期滞在の外国人ではなくなるので入国してすぐに健康保険を使うことができるようになる。
百田尚樹が暴く!医療保険を食い物にする組織的手口!
これらのビザの取得には観光ビザ取得より、はるかにハードルが高い留学生ビザは留学先の学校が決まっている必要がある。また経営者ビザは500万円以上の資本金を用意して事業を起こす必要がある。しかし中国には、日本で安く医療を受けられるようにこれらを支援する業者がいくつも存在するというのだ。専門の業者が多数存在するという事は、この手法が以前から使われているという事だ。誰かがこの手法を使い始めて、他のライバル業者が儲かると踏んで、その手法をパクって普及するまで時間がかかる。それほど日常的に行われているという事だ。いったいこれまでに、どれほどの医療費が食い物にされたのかと百田は憤った。
百田尚樹の視点から見る日本の歴史観と道徳観
百田は日本人の気質や文化に誇りを持っている。今回紹介した健康保険制度も日本人の性善さに基づいて成り立つものである。それが外国人に食い物にされている実態に我慢できなかった。
百田尚樹と河野太郎の因縁の対決
百田は新型コロナワクチンの効果や影響について懐疑的な意見を以前から持っている。それは元ワクチン接種担当大臣でワクチン接種を推奨してきた河野と、真っ向から対立する考えであった。今回も制度の悪用を放置しているのは政府である。さらに、健康保険制度を所管する厚生労働省の関係大臣を務めたのが河野太郎であることから因縁の対決となった。
ベストセラー作家百田尚樹の政治批判!独自視点で辛口評価!
百田のベストセラー作品には、日本の伝統と誇るべき文化が見事に描かれている。現在の政治や社会保障制度はこれらの伝統や文化に根差すものが多く、別にして語ることはできない。百田にとっては政治や社会保障制度の崩壊は誇るべき文化の破壊と同等で、見過ごすことができないのだ。単なる制度や仕組みの問題点の説明にとどまらず、ベストセラー作家の視点で、事件や政治問題の裏に潜む物語を聞かせてくれるのが百田尚樹だ。
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