【カタールW杯】日本はどこまで行けると予想する?予選敗退が妥当!?ベスト8は行けるのか!!

松井大輔と中村憲剛の徹底討論

開幕が11月20日に迫った、4年に一度、サッカーの祭典『カタールW杯』
日本代表は、強豪国スペインとドイツと対戦するグループEに入っており、予選敗退と見るのが定石とも言える。
それだけ難しいグループである。
しかし、当然最初から負けるつもりで行くのではない。
とはいうものの…10回対戦して1回勝てるかどうか…
その1回を今回に持ってくるべく、勝つつもりで臨むのは当然である。
そんな『カタールW杯』について、様々な有識者はどう予想する…!?

『カタールW杯』は異例尽くし!

2022年11月20日に開催が迫る、『FIFA W杯 カタール2022』。
日本代表は、スペインとドイツが同居するグループEに所属。
サッカーに多少詳しい者なら、このグループがどれだけ難しいのか、お分かりだろう…
さて、そんな『カタールW杯』は今回、異例尽くしとなる大会でも注目を集める。
開催国であるカタールは中東に位置する小さな国で、サウジアラビアからちょこっと飛び出た場所にあ利、面積で言えば秋田県と同じくらい。
人口密度的に言えば、愛知県や熊本県くらいとなる。
中東ということもあり、今回は従来の6月〜7月開催ではなく、11月から12月にかけての1ヶ月間で行われる。
何故夏開催でないのか…
それは、40度を超える暑さが原因

それを避けるために、11月開催となったのが『カタールW杯』だ。
11月〜12月開催となると…サッカーのほとんどの国で、シーズン途中となる。
日本は春から冬にかけてシーズンが行われるが、サッカーの本場である欧州では、夏から春にシーズンが行われる。
日本でも度々、欧州と同じスケジュールで開催すべきとの議論が幾度となく行われるが、日本の企業、日本の1年のスタート(年度のスタートが4月)を考えると、この問題をクリアするのが難しいとされ、なかなか実現しないのだ。
従来のスケジュールならばシーズン後のため事前合宿が張れる。
しかし今回の11月開催となる『カタールW杯』では、欧州と同じスケジュールで動くリーグに所属する殆どの選手達は、シーズン真っ只中で代表合流となる。
合宿は、開催1週間前となる予定だ。
果たしてこれが、どんなW杯になるのか…
誰も想像がつかない。
冬開催のW杯は、史上初めてなのだ。
そして、この暑さの影響で招集メンバーも従来から3人多い、26人のメンバーが登録可能である。
(カタールの11月は、例年通りならば日本の9月位の気候と言われる)
試合も、これまでの交代要因が3人から増枠となる5人に変更。
そして、異例なのはカタールという風土で行う影響もある。
いわゆるスタジアム建設で、非人道的な行いがされたと報道され、その影響でフランスは今回のW杯をボイコットすると表明。
多くの都市で行われる予定だったパブリックビューイングを行わない事を決定している。
その他でも、LGBTQに関して否定的な宗教で、国としても受け入れていない国が多い中東は、カタールも勿論その国のひとつ。
世界では多様性が受け入れられており、その面でも反発を生み出している。
果たして、この『カタールW杯』はどんな大会となるのか…
異例づくめの大会に、サッカー以外の部分でも騒がしくなりそうだ。

日本は、グループE

監督FIFAランク前回大会成績
スペインルイス・エンリケ7位ラウンド16敗退
ドイツハンス・フリック11位予選敗退
日本森保一24位ラウンド16敗退
コスタリカルイス・フェルナンド・スエレス31位予選敗退
※FIFAランクは、2022年10月6日発表のもの

日本が属するグループEには、スペイン、ドイツ、コスタリカが同組になった。
コスタリカに関しても、強さは日本以下という事はなく、実力は日本と同等、もしくはそれ以上となる。
有名なのは、2014年から2019年まで世界トップのクラブであるスペインのレアル・マドリードに所属していたGK(ゴールキーパー)、ケイロス・ナバスがいる。
そんなグループEの最大の懸念点は、前回大会の成績だ。
ドイツは予選敗退、スペインもベスト16までしか行っていないのだ。
その為、この両国が今大会に賭ける思いは、これまで以上に大きいと思われる。
何故なら、スペインとドイツは常に、優勝が目標なのだ。
そんな国が、前回大会は日本と同じ成績かそれ以下の結果となっている。
今回は失敗をしない、そう意気込んでやってくるに違いない。
とはいえ、サッカーファンならば、本気のドイツとスペインとやれるだけでも価値がある。
そして多くの日本代表選手は、ドイツでも結果を残している…
果たしてどんな試合になるのか…
その時は、間近に迫っている!

日程

対戦日程
日本 vs ドイツ11月23日
日本 vs コスタリカ11月27日
日本 vs スペイン12月2日(現時間では、12月1日)

予選の日程は上記の通りである。
もし、日本が決勝トーナメントに勝ち上がることができれば…
1位通過の場合12月5日に、グループFの2位と対戦する。
2位通過の場合は12月6日に、グループFの1位と対戦だ。
ちなみにグループFは、ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチアだ。
因縁のベルギー代表と、ラウンド16で対戦する可能性が高い…

日本代表メンバー

【LIVE】FIFAワールドカップカタール2022 SAMURAI BLUE メンバー発表会見

サプライズ選出はなし!
賛否両論の日本代表のメンバー

カタールW杯 日本代表メンバー

●GK
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
権田修一(清水エスパルス)
シュミット・ダニエル(シント・トロイデン/ベルギー)

●DF
長友佑都(FC東京)
吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
酒井宏樹(浦和レッズ)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
山根視来(川崎フロンターレ)
板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
冨安健洋(アーセナル/イングランド)
伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)

●MF/FW
柴崎岳(レガネス/スペイン)
遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
南野拓実(モナコ/フランス)
守田英正(スポルティング/ポルトガル)
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
相馬勇紀(名古屋グランパス)
三笘薫(ブライトン/イングランド)
前田大然(セルティック/スコットランド)
堂安律(フライブルク/ドイツ)
上田綺世(サークル・ブルッヘ/ベルギー)
田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)

ネット局で全試合配信へ!

最後におまけ。
異例といえば、放映権の取得も、今大会は異例だ。
ネットテレビ局のAbemaTVが、放映権を取得している。
AbemaTVは全試合を配信。
それ以外では、NHK、フジテレビ、テレビ朝日でスポットで放映される。
放映スケジュールは、こちらを参照。

ベスト16に行ける?有識者達の予想は?

ここからは、サッカー有識者たちのW杯戦前予想を紹介する!
全てを挙げるのはキリがないので、独断と偏見で面白いと思った内容の動画を元にピックアップ。
注目なのは、現役の日本代表選手も!
選手目線でどう捉えているのか…そんな部分にも注目だ!

松井大輔&中村憲剛

【激論】中村憲剛&松井大輔が語る、カタールW杯での日本代表の未来は?!

自身の経験をもとに選手を中心に語る

ユニフォーム姿がまだ鮮明に残る中村憲剛と、未だ現役でフットサルとの二刀流となる松井大輔の対談動画で、カタールW杯について語る2人。
中村憲剛のイメージでは、ドイツは攻撃をし続けることが出来るチームとして、強い印象が残ると語る。
2014年のブラジルW杯で、ブラジル相手に7-1のスコアで圧倒的勝利となったドイツ。
それ故、日本はどこまでドイツの猛攻に耐えられるのかが注目。
その一方で、もし日本が先に1点を取った場合でも戦い方は変わってくると推測する。
そこで松井大輔は、このW杯直前のタイミングで移籍をした選手達に着目する。
W杯目前の移籍は、正直なところ、リスクが伴う。
結果論ではあるが、移籍先で定位置を失う可能性だってあるからだ。
全くの新しいチームでの挑戦のため、非常に賭けともなる。
この対談はおそらく、シーズン開幕直後、もしくは直前に撮られたものだと思われ、まだ、結果はわからずに喋っている。
その後の結果は、概ね移籍した選手達は定位置を確保出来ている。
が、チーム状況が悪いのは吉田麻也。
そして、移籍してガクンと評価を下げたのは南野拓実である。
南野拓実に関しては、代表入りも危ぶまれている程に、調子を下げている時点で失敗と言わざるを得ない。
一方で、移籍をせずに評価、調子共にウナギ上りに上げた選手もいる。
言うまでもなく鎌田大地だ。
今や、ドイツの中でも随一となる評価を獲得。
W杯の結果次第では、ビッグクラブへの移籍も現実味がある。
今回のこの対談は、具体的な本大会へ向けての議論というよりも、状況説明に近い。
よりカタールW杯を楽しむための予備知識としてチェックは必須となる動画と言える。

西野朗

【呆然】西野朗が語るベスト8を逃したロストフの14秒

2018年ロシアW杯を指揮した西野監督の見解

2018年ロシアW杯を指揮した西野監督は、その後、タイの代表監督に就任した。
ちなみに2010年南アフリカの岡田監督もアジアで監督経験がある。
これらの実力者がなぜ、アジアのサッカー途上国にいくのか…
それも当然、日本代表の為であるのはいうまでもない。
今現在、日本代表はアジアの旗手ともいうべき国と言える。
アジアで相手になる国は、中東か韓国、オーストラリアくらいのものだろう。
そう、日本サッカーの発展はアジアサッカーの発展も伴うのだ。
アジア全体が強くなければ、いくら日本や数カ国だけが強くても意味がない。
そうなれば、近隣でも強い国がもっと出てきて、日本の強化にもつながるというわけである。
しかし、西野監督が就任したタイ代表も、W杯予選敗退により辞任している。
そんな西野監督は、カタールW杯をどう見ているのか…
それは、やはり現場を経験しているからこそ出る言葉で溢れていた。
もはや日本は、小国の戦い方をしなくてもいい。
もう、欧州でも指折りの存在の選手が何人もいる中で、相手に怯むことも無くなっている。
ちゃんと倒す相手として望むべきであると語る。
西野監督の目線だからこそ見えている景色、それを余すとこなく語っているこの動画は、絶対にチェックすべきだ!

セルジオ越後

【松木と占うW杯ベスト16】舌好調! 日本のGL突破のカギは○○!?

重鎮たちは、どう考える?

辛口解説者のセルジオ越後、伊東純也のあだ名、イナズマ純也の名付け親である松木安太郎の対談で、W杯のベスト16予想を行った。
その中で、まずは日本のグループEが議論に上がっている。
辛口のセルジオさんらしく、やはり予想はドイツとスペインだ。
ここはサッカーを知る者にとっては当然であり、この予想は盤石である。
一方、松木さんはドイツと日本と予想!
ドイツとスペインが潰し合い、日本が善戦してくれるという、ほぼ希望的観測と言える予想。
人情に熱い、松木さんらしい予想である。
冷静に分析しても、ドイツのリーグであるブンデスリーガで多くの選手達が主力を張ってることも起因する。
その他詳しい部分は、ぜひ、動画でご確認を!
さて、実際問題、日本がグループリーグの突破のために、現実的な事を確認しよう。
日本がラウンド16に進む為には…
スペインとドイツの直接対決では、引き分けが理想。
もしくは、日本の2位通過のためにどちらかが負けた方をターゲットに、勝ち点を上回るべく戦う。
その為には、日本は絶対に後手に回ってはいけない。
それ故、やはり1番大事になってくるのは初戦のドイツ戦だ。
日本が、この初戦で勝ち点を奪えるかどうかで大きく左右される。
もしドイツに負ければ、もう残り2戦、コスタリカとスペインに勝つしかない。
と、いろいろ考えてみたものの…
実は1番重要なのは、コスタリカ戦である。
ここで、勝ち点を取りこぼしてしまうと、絶望的。
しっかりと勝ち点を取った上で、ジャイアントキリングを起こさなければならないのだ。
理想で言えば、ドイツとがっぷり四つで戦い、ギリギリの逃げ切り。
コスタリカは、しっかりと勝点3。
そしてスペイン相手にはガチガチに守りを固めて、引き分けに持ち込む。
これが理想だ。
しかしながら、多くの有識者たちは、今の日本にはこれだけの力はあると見る。
果たして…どうなるのか…

原口元気

【決意】原口元気が語るサッカー人生集大成のカタールW杯♯6

ドイツで戦う現役選手の分析は?

多くの有識者たちは、ドイツで戦う選手が多いことから、喰うならドイツであると予想する。
しかしその意見とは異なり、喰うならスペインとはっきりと述べているのが、メンバー入り当確とも言われる原口元気だ。
闘志あふれるスピリットで、持ち味の攻撃面だけではなく、守備も幅広くこなすユーティリティ・プレーヤに成長。
森保監督からの信頼も厚く、試合中盤の展開を落ち着かせるべくバランサーとして、一方で守備固めの時にも投入される原口元気。
そんな原口元気の意見は、ドイツ戦では勝ち点1がマストと語る。
ドイツでは8年間住んでいて、ドイツ人のメンタリティを深く理解する原口は、前回大会を予選敗退で終わっている事。
ここに着目している。
要するに、2度連続して同じミスは犯さない。
今回のカタールにおけるドイツ代表は、グループリーグ突破に力を入れくるはずだと予想する。
それ故、原口元気は喰うんだったらスペイン代表であると明言。
非常に冷静に分析する、原口元気の図太さ、強かさが現れている動画だ。
この後の展開も、必見!

鎌田大地 × 遠藤航

Team Cam 特別編|ワールドカップを語ろう|遠藤航×鎌田大地

日本代表のレギュラーメンバーの想い

日本代表の6月シリーズの時に撮影された、今の日本代表において、替えの効かない選手に成長した2人の対談。
鎌田大地と遠藤航だ。
2人は共に、同じ道筋でドイツで成功を収めている。
ベルギーのシントトロイデン経由でドイツでプレーしており、同時期には富安も所属。
そんな2人は、やはりピッチ目線での観点で語る。
ドイツもスペインも、普段から欧州でやっているから2人にとっては、脅威ではない。
事実、鎌田はヨーロッパリーグでバルセロナを下している。
鎌田にとっては、強いイメージはあるものの、勝てない相手ではない。
というよりも、やり方次第では負けない相手である。
そんな頼もしい2人の対談は、しっかり今現在でも説得力に溢れている。
いい結果を、期待するばかりだ。

ぶっちゃけ日本代表はどこまで行ける?

今回日本代表は、初めて日本人監督が丸々4年間しっかりと準備してき事になる。
さらに言えば、監督の森保一はU-23の五輪代表と兼任している。
若い世代を2017年から見ていた。
そしてもっと言うと、森保監督は前回大会の2018年W杯も、コーチとしてベンチで共に戦っている。
このアドバンテージは、非常に大きい。
過去2大会連続で、日本代表を経験した監督はいないのだ。
この経験が生かされう事を願い、日本代表はジャイアントキリングを起こして欲しい!
今のメンバーならば、それが可能なはず!
ここまでの戦力になっても尚、世界が遠いのなら…
もうそれは選手だけの力では、無理なのかもしれない…
協会の手腕、それも関わってくる。
果たして、日本はW杯で結果を残せるのか…
至上命題となる決勝トーナメント進出、目標のベスト8以上は実現できるのか…!
カタールW杯は11月20日開催、日本代表の第1戦、ドイツとの試合は2022年11月23日22:00に行われる。

画像出典:「【激論】中村憲剛&松井大輔が語る、カタールW杯での日本代表の未来は?!」サムネイルより

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