【UUUM】赤字が10億円!原因はYouTubeショートにあり!?所属YouTuber達の未来は?

UUUMのロゴ

業界の最大のYouTuber事務所「UUUM」が過去最大の危機に見舞われている!
2017年に上場して以来、初となる赤字となった。
諸々の評価損を含めると、その額は10億円にのぼる
過去最大となる危機、その原因は何なのか…
そして今後「UUUM」は、どう動くのか、所属YouTuber達の未来はどうなる?

UUUMは、業界最大手のユーチューバー事務所!

「UUUM」赤字が10億円!?

UUUM株式会社は、2013年6月に「ON SALE株式会社」として設立。
その後、2014年に現在の「UUUM株式会社」と商号を変更し、飛躍を遂げてきたYouTuberの所属事務所である。
UUUMと名称を変更して以降、業界の第一線を走り続ける会社であり、YouTuberの第一人者であるヒカキンを擁し、彼もUUUMの筆頭株主の一人であり、最高顧問を務めている。
その他、はじめしゃちょーら、今やフィッシャーズや東海オンエアなど人気YouTuberらが一手に集まる、業界最大手とも言える事務所である。

そんなUUUMに暗雲立ち込める、まさかの業績が計上された。
営業損益が1.9億円の赤字。
最終損益も、10億円を超える赤字となった。
前期は、9億円の黒字だっただけに、この数字は衝撃を与えた。
2017年に上場したUUUMにとっては、初の赤字を計上する結果となっている。

赤字の原因は?

赤字の大きな要因としては、YouTubeショートのトレンドである。
ショート動画が流行ったことで、本来の長尺の動画、いわゆる横動画の再生回数が激減したためだ。
気軽に見られるショート動画ばかりが再生が周り、その影響で横動画にまで誘導できていないのである。
今や、動画業界はTikTokが完全にトレンドセッターであり、TikTokを中心に回る。
しかし世間的には、YouTubeの認知力が高い為、まだまだ業界の中心はYouTubeの方が市民権を得ているが…
TVでも今は中心にターゲット層を定めているコア層、いわゆる若い世代は基本的にはYouTubeショート、TikTokなどショート動画をベースに視聴する。

それ以外にもUUUMは、アプリ開発に力を入れすぎたこと…
今やトレンドは数ヶ月で移り変わっていくスピード感に、業界最大手というポジションから大きな動きができずに、インフルエンサー業界から取り残されていってしまう。
そんな部分がじわじわと打撃になり、UUUMは10億円もの赤字を計上してしまうことになった。

UUUM所属YouTuber一覧(一部抜粋)
  • ヒカキン
  • エスポワールトライブ
  • おるたなChannel
  • カズ
  • 北の打ち師達
  • きょんくま
  • セイキン
  • 瀬戸弘司
  • タケヤキ翔
  • 釣りよかでしょう。
  • 東海オンエア
  • フィッシャーズ

ショートは儲かるのか?

【暴露】ぶっちゃけショート動画って儲かるの?

さて、ここで気になることは、YouTuber達が皆力を入れる、ショート動画は実際問題、どの位儲かるのか…
2023年2月に「水溜りボンド」が、その具体的な収益を明かした。
当然ながら、詳しい数字以外での面である。
詳しい数字に関しては、Googleの規約により明かせない。
そのため、若干抽象的になるがその内情を明かしている。
水溜りボンドは、カンタとトミーの二人組のコンビYouTuber。
トミーが、31人飲み会の場所を提供していたとして大炎上し、長らく活動休止をしていた。
その為、かつての人気は落ち込み、現在ではオワコンと言われているYouTuberの代表格でもある。

水溜りボンドは赤字!

【収益公開】月間5500万再生の収益が本当にエグい!#shorts

ショート動画に関して…
水溜りボンドは、赤字となっている。
水溜りボンドは、人気YouTuberの中でも、いち早くショート動画向けのコンテンツにシフトした。
しかしその為…コストがかかってしまい、収益以上に経費がかかってしまっているという…
しかしこの情報は2月であり、現在はどうなのか…
収益よりもチャンネル登録者数の伸び率など、数字面の他にもメリットがあり、インフルエンス力を高めるには重要なコンテンツと言えるのがショート動画の利点でもある。
その後、水溜りボンドは、コンビとしての活動も行うがよりソロとしての力をつけるべく、各々にソロチャンネルの更新にも力を入れている。
トミーは特に、ショート動画に力を入れており、自身の得意とする早食いに掛けて、料理動画をソロチャンネルである「とみビデオ」でコンテンツ化を行う。
そんなトミーも、ショート動画の収益に関する動画を投稿している…が、
メインチャンネル同様に赤字である。

YouTuberの戦略

UUUM所属のユーチューバーに限ったことではないが…
日本のYouTuberには、共通と言ってもいい、ある特徴が存在する。
それがアパレル展開だ。
ある程度、ファンがつくグッズを発売すると言うことになると、ユーチューバー達は自身のブランドを発売するのだ。
これは、UUUM所属のYouTuberに限らずである。
しかし、目を世界に向けると…
YouTuberがアパレルを発売している人は、グッズとしては存在するが…
ブランドとなると、限られた存在となるのだ。
むしろ…
世界のユーチューバー達は自身がプロデュースする商品を、巧みに動画に登場させる。
有名な所では、世界1のYouTuberグループ、「Mr.Beast(ミスタービースト)」は、クッキーなど、より身近な商品を提供する。
そして動画の中に登場させ、親和性の高いものとなっているのだ。
日本は、ビジネスとして捉えた場合に、自身の強みがまるで活かされていない…
誰とは言わないが…
普段、ファッションとは関係ないエンタメ路線やレビュー系、勉強系のユーチューバーが自身のインフルエンス力だけを使って展開した、全く親和性の無い商品…
よっぽどのファンしか購入はしないだろう…
特にUUUMのYouTuber達は、一時期、こぞってアパレルをリリースしまくっていた。
こういった誤ったインフルエンサーマーケティングを行なっていた事も、今回の赤字に響いたのかもしれない…

果たして…今後UUUM勢の巻き返しはあるのか…
それとも…段々と力をつけてきた新世代に、新しいポジションを奪われてしまうのか…
YouTube業界の未来は、果たして明るいのか…
ビジネス的手腕も、UUUMは注目されている。

画像出典:「UUUM株式会社」ホームページより

コメント